東京ドーム約20個分に当たる広大な敷地に、13種類のトレーニングコースやドライビング・シミュレーターなど最高水準の教育設備の中で、公道では体験できない運転上の危険限界を体験しながら、安全運転の基礎と応用について学びます。
実践的かつ専門的な高度の知識と技能を持つ講師陣が、各研修カリキュラムの中で体験を融合させながら研修を行っています。
研修概要
スキッドコース(滑りやすい路面)での横滑りやスリップ、高速周回路(高速道路と同等の規格)での急制動、ハイドロプレーニング現象、スラローム走行、モトクロス走行、模擬市街地での危険予知・回避訓練、障害物が突然出現した場合の危険回避訓練、ドライビングシミュレータなどにより、一般公道では試すことのできない安全の限界を体験し、実際の道路交通の現場に対応した安全運転の技能、知識を身につけることができます。
研修生
現職の警察官や消防職員、全国の自動車教習所の指導員・検定員、交通安全教育に携わる公的機関等の職員をはじめ、企業の安全運転管理に携わる方や、緊急自動車、バス、トラックその他運転の安全性・確実性・迅速性が強く要請される業務に従事するプロドライバー、青少年等を対象としており、年間約 13,000人の方が研修を受けています。
研修体制
全国の警察が年一回行う白バイ安全運転競技大会で上位入賞の経験を持つ警察官や運転免許技能試験官、全国から選抜された自動車教習所の指導員・検定員、経験豊富な自動車メーカーのテストドライバー、運輸会社のベテランドライバーなど第一級の運転技能を持ち第一線で活躍している実技教官グループと大学教授、自動車関係の研究員など高度の運転理論に精通している理論教官グループによって、実技と理論が一体となった総合的な研修を行っています。
高度な安全運転技能・知識の習得
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安全運転中央研修所イメージキャラクター るーくん
るーくんの「るー」は、「車輪」を意味するフランス語の「Roue」から来ています。
車輪は、遙かな昔から人類が物を運搬する道具の根幹をなしてきたものであり、自動車になくてはならないものであることから、現代社会の発展を足下で支える重要な役割を果たしてきています。
安全運転中央研修所は、我が国の交通安全を教育(研修)という立場から支える重要な役割を担っている機関であることから、この名前が付けられました。
自動車安全運転センター安全運転中央研修所における安全運転研修業務の見直しに関する提言
自動車安全運転センター安全運転中央研修所における安全運転研修業務の見直しに関する提言